植物園にて
実家に帰った時に家族で植物園に遊びに行った。
両親は最近、この植物園がお気に入りの場所らしくなんと年間パスポートまで購入したそうだ。なかなかこうやってお金をかけて遊ばない父だったので驚きだった。
実際に行ってみると施設内には熱帯植物や希少植物、果樹などエリアごとに珍しい植物や樹木がたくさんあってとてもおもしろかった。
植物園で私が一番素敵だなと思ったのは屋外の樹木たちだった。広大なエリアに「クリ・コナラの森」や「ミズナラ・ブナの森」、「湿地の植物」など様々な植物が綺麗に植えられており、その間を通って公園内をぐるっと一周できるようになっていた。知っている樹木も多く、名前を見るたびにテンションが上がった。
その緑の豊かさや静けさ、緑と水の調和による癒しが素晴らしく感動的で、どこか遠く、北欧まで来たかのような気分になった。
私たちはその園内で自分で握ってきたおにぎりと焼鮭を食べ、スープを飲んだ。最高だった。幼少期から休日になると必ずおにぎりを持って遊びに出かけていたことを思い出し、こうやって緑がある場所でおにぎりを頬張ることが私にとって一番の幸せかもしれないと思った。
今回のこの植物園にて、行ってみることで分かる新たな発見や大人になってから見るもの感じるものへの新たな楽しみ方がまたあるのだなと感じた。そしてひと工夫しながら幸せな時間を見つけ作っていくことをこれからも大切にしたいなと強く思った。